不用品回収は、引っ越しや大掃除などで大量の不用品を処分する際に便利なサービスですが、業者選びを間違えるとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
- 高額請求が心配…
- 悪質な業者は避けたい…
- 回収業者に依頼するのは初めて
本記事では特に上記のような方に向けて、一般的なチェックポイントに加えて、見落としがちなポイントや、業者選びで後悔しないための実践的な対策をご紹介します!
業者の信頼性を確認する
不用品回収のトラブルの多くは、「業者が本当に信頼できるかどうか」を確認しなかったことが原因で発生します。許可証の有無や評判だけでなく、対応の仕方なども重要な判断基準となります。
許可を得ている業者か?
不用品回収業者が正式に営業するためには、「一般廃棄物収集運搬業許可」または「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要です。無許可の業者に依頼すると、不法投棄や法外な請求といったトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
これらの許可は、環境省のウェブサイトや各自治体の窓口で確認できます。業者のホームページや名刺、見積書でも許可番号が記載されているかをチェックすることが可能です。また、市区町村の役所に問い合わせると、正式な許可業者かどうかを確認できます。
しかし、許可の取得基準にはバラつきがあります。産業廃棄物収集運搬の許可は比較的取得しやすいのに対し、一般廃棄物収集運搬の許可は自治体ごとに厳しい審査があり、許可業者の数も限られています。
許可証を持っているかだけでなく、どの種類の許可を持っているかも重要なポイントとなります。自治体のホームページで正式な許可業者リストを確認し、本当に信用できる業者かを見極めましょう。
- 千葉県(産業廃棄物処理業者名簿)
- 旭市 (旭市一般廃棄物収集運搬業 許可業者一覧表)
- 匝瑳市(一般廃棄物収集運搬許可業者一覧)
- 成田市(一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧)
- 富里市(富里市一般廃棄物収集運搬業許可業者)
- 多古町(事業所から出るごみの捨て方について)
口コミや対応はどうか?
実績のある業者は、適正な料金でスムーズな回収を行ってくれる可能性が高く、トラブルが少ない傾向にあります。ホームページに過去の施工事例やお客様の声が掲載されているかを確認しましょう。
また、相場より大幅に安い業者は、後から追加料金を請求する可能性があるため、慎重に選びましょう。
他にも、口コミサイトやGoogleマップのレビュー、SNSや地域の掲示板なども情報源になり得ます。確実とは言えませんが、評価の高さだけではなく、クレームへの対応も重要なチェックポイントです。
悪い評価がついていたとしても、その後の業者の対応が丁寧で誠実であれば、むしろ信頼できる業者と言えます。
また、長期間にわたって安定した評価を得ているかも重要です。短期間で急に評価が高くなった業者は注意が必要です。
実態のある会社か?
不用品回収業者の中には、所在地や法人情報を明記せず、携帯電話の番号のみで営業しているケースがあります。こうした業者は、トラブルが発生した際に連絡が取れなくなる可能性があるため避けるべきです。
また、不用品回収業者の中には、短期間で会社を立ち上げ、トラブルが発生したら会社名を変えてしまうケースもあります。そのため、会社の運営年数をチェックすることも重要です。
運営歴が長い会社は、地元での信頼を積み重ねている可能性が高く、トラブル対応のノウハウも豊富です。
以下のポイントをチェックすることで、トラブルを回避しやすくなります。
- ホームページに会社名、所在地、電話番号が明記されているか
- 法人登記されているか(国税庁の法人番号検索で検索可能)
- 事務所の住所が実在するか(Googleマップで確認)
- 固定電話の番号があるか
料金体系を把握する
料金体系が不透明な業者に依頼すると、後から法外な金額を請求されることがあります。トラブルを避けるためには、見積もりの取り方や、料金がどのように決まるのかを理解しておくことが重要です。
見積もりは複数の業者から!
必ず事前に見積もりを取り、料金を確認しておきましょう。
無料で見積もりを行ってくれる業者も多いため、少なくとも2~3社から相見積もりを取ると、適正な料金がわかります。電話だけではなく、LINEやメールでも簡単に見積もりを取れる業者も増えているため、活用すると便利です。
しかし、その場で即決を迫る業者には注意が必要です。後から追加料金を請求されるケースも少なくありません。
料金は妥当か?
料金の内訳を確認し、曖昧な項目がないかチェックしましょう。見積もりの内訳をよく確認し、不明な点は業者に質問することをおすすめします。
「追加費用ゼロ」と書かれているのに、後で請求されるケースもあるため、契約前に細かく確認しましょう。
事前に、以下のような項目が含まれているかどうかは要確認です。
- 基本料金(作業費・出張費)
- 回収料金(品目ごとの処分費)
- オプション料金(解体作業・階段料金など)
サービス内容を確認する
業者によって対応できる品目やサービス範囲が異なります。回収品目や日時だけでなく、意外と見落としがちなサービス内容にも注目しましょう。
回収品目は対応可能か?
すべての品目を回収できるとは限りません。回収してほしい不用品の種類や量を伝え、対応可能か確認しましょう。
業者によっては、家電リサイクル法に該当するテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の回収を行えない場合があります。また、消火器・バッテリー・塗料などの危険物は引き取れないケースが多いため、事前に確認しておきましょう。
回収日時は指定できるか?
自分の都合に合わせて、回収日時を指定できるか確認しましょう。
即日対応や時間指定など、柔軟に対応してくれる業者を選ぶと便利です。
その他のサービスは?
不用品の分別や梱包、清掃などのサービスも提供しているか確認しましょう。
最近では、不用品回収後の掃除サービスをセットで提供している業者も増えています。特に、引っ越し前後の片付けを効率よく進めたい場合は、こうしたオプションを利用すると便利です。
また、買取サービスを行っている業者もあり、不用品を処分する費用を抑えられる場合があります。
トラブル回避の対策をする
悪質な不用品回収業者とのトラブルを避けるためには、契約時の注意点や法的な対策を知っておくことが大切です。具体的なリスクを理解し、事前に対策を講じましょう。
不法投棄を避けるには?
不用品回収業者の中には、回収した品を適切に処理せずに不法投棄する業者が存在します。もし依頼した業者が不法投棄を行った場合、依頼者自身も法律違反となり、罰金を科される可能性があるため、慎重に業者を選ぶことが重要です。
自治体のホームページで確認すると、安全な業者を見つけやすくなります。
作業中の事故に備えるには?
損害賠償保険に加入している業者を選び、破損や紛失など、万が一の事故に備えましょう。不用品回収の作業では、家財の破損や作業員のケガなど、予期せぬ事故が発生する可能性があります。
作業中のトラブルを防ぐために、貴重品や壊れやすいもの(ガラス製品、陶器など)は事前に別の場所に移動させておきましょう。
また、破損や事故が発生した場合、業者がどのように対応するのかを事前に確認しましょう。特に「弁償の範囲」や「対応の流れ」を契約書に明記してもらうと、トラブルを防ぎやすくなります。
まとめ
不用品回収を依頼する際は、許可証の種類や口コミ対応、会社の実態などを総合的にチェックすることで、トラブルを回避できます。また、事前にサービス内容や追加料金の有無を確認することで、不透明な請求を避けることができます。
まず一度電話もしくはメールで問い合わせてみて、その業者の対応を確認することもおすすめです。
当社では、見積もりは電話・メール・LINEで対応しておりますので、不用品回収をご検討の方はぜひお気軽にご相談ください!